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『仮想地球』研究会とは


研究会趣旨

近年、地球観測網の整備、グーグルアースの普及などによって、さまざまな地球・地域情報があつまるようになりましたが、これらの多くは個別的で、「宇宙船地球号」がどのような統一体を保っているのか、についての具体的なイメージを与えるには至っていません。かえってマスメディアの流布する「砂漠化」「地球温暖化」などの画一的な情報に、流される傾向にあります。これに対して、地球的、地域的情報のひとつひとつを相互に関連付、検証していくような枠組みが是非とも必要と考えられます。

本研究会は、全地球的な自然科学の成果と、ミクロな地域データ(人と生活)とを統一的に結合することによって、個別地域の理解を深め、かつ「人と自然の交渉史」に関するグランド・デッサンの提出をめざすと同時に、地域の生態、人々の営みが発するメッセージを掘り起こし、地球を多様な世界観からなるモザイクとして描き出すことをめざします。日本を含めて、世界の地域は自然史と人類史の結合から成り立っているという観点から、今一度これらを総合的に見直した目で、地域研究の新たな地平を切り拓き,地球の将来を占ってみようでは ありませんか。

このような趣旨で、有志の方々に「『仮想地球』研究会」への参加を呼びかけ、情報の集積と交換を図ります。ご賛同いただいた方はメンバー登録により、研究会のご案内と会議室「『仮想地球』研究会」へのアクセスIDをお知らせいたします。折り返し、『仮想地球』研究会事務局(virtual.earth.kyoto[at]gmail.com, [at]を@に変更してください)まで、氏名、所属、メールアドレス、関心分野をご連絡ください。

荒木 茂(『仮想地球』研究会代表、京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)